『園土のちから』は微生物による土壌改良を目的とした土壌改良資材です。
植物の生育環境を整える土壌有用微生物群を多量に含んでいます。
園土のちからの特徴 ●病害に強くなる ●水はけの良い柔らかな土になる ●健康で丈夫に育つ
土壌有用微生物群は土壌中に還元されることにより、有機物を分解しながら増殖し、同時に土壌空気循環を改善し、土壌団粒化を促進します。
土壌微生物の生態バランスが多様化することで、病害菌の活性化を抑制します。また、放線菌類が分泌する酵素によって、病気に強くします。
『園土のちから』は、微生物群が最高のパフォーマンスを発揮できるよう共存共栄し、増殖代謝するよう組み合わせています。
≪主な有用微生物と働き≫
放線菌類 窒素固定(*1)、抗生物質の生成
光合成細菌類 窒素固定、アミノ酸生成による日照不足補助(*2)
酵母菌類 ビタミン・有機酸の生成、発酵作用
窒素固定細菌類 窒素固定、植物ホルモン(植物ホルモン様物質含む)の生成
(*1)植物が吸収できない窒素分子から吸収可能な窒素化合物を生成すること。
(*2)光合成生成物(糖)と根から吸収される栄養分の化合物(アミノ酸)の代替となる。
≪期待される効果≫
(1)有機物の分解促進 (2)残留肥料の分解 (3)微生物の分泌物による発根・発芽促進 (4)土壌団粒化促進
土壌改良を主目的とした微生物群ですが、葉面に散布することで葉面の微生物活性化が期待されます。
但し、土壌微生物を中心とした製品ですので、葉面での微生物定着力は低くなります。葉面での効果を高めるためには、1週間に1〜2回程度の短い間隔での継続使用が必要となります。
≪使用方法≫
100〜300倍(標準希釈倍率200倍)の希釈液を1〜2週間おきに土壌潅水・葉面散布。
●地植えの場合・・・株元に1L〜2L程度を潅水。出来るだけ根全体に行き渡るように幅広く潅水する。
●鉢の場合(8号鉢)・・・約500ml〜1L程度を鉢全体に潅水。
<効果的な使用方法>
ジックニームケーキとの併用 ジックニームケーキの詳しい説明は
ココをクリック!
(ジックニームケーキは放線菌類の触媒となるため、併用で放線菌類の増殖を活発にします。)
ジックニームとの併用(混合使用も可能) ジックニームの詳しい説明は
ココをクリック! (ミネラルが微生物群の活性化を促進します。ジックニームは豊富なミネラルが含まれています。)
【より良い土作りに】 腐葉土や有機肥料などとの併用
(土壌中の有機物が豊富であれば、微生物群の活動がより活発になります。)
『園土のちから』を土壌に潅水すると、土壌の有用微生物が増加します。繰り返し潅水することで土壌に定着・増殖し、土壌の有用微生物の多様化と活性化が進みます。
有用微生物が多様化することにより、土壌の生態バランスが整い、糸状菌類などの病害菌が活性化しにくい環境が作られます。
また、葉面散布を行うことで葉面の微生物を活性化させ、病害菌が付着・発育しにくい環境が作られます。
土壌環境への作用
『園土のちから』に含まれる土壌有用微生物は、有機物を強力に分解します。この分解過程で発生する分泌物(粘性物質)が、土の粒の塊を作る接着剤となります。これは団粒化構造を形成する上で欠かせない過程です。
また、『園土のちから』に含まれる好気性有用微生物は、有機物の分解に空気を必要とし、分解と同時に空気を放出します。これにより土壌の空気循環が良くなることが、団粒化構造を形成する上で大きな役割を果たしています。
≪ご使用上の注意≫
◆有用微生物が死滅するため、農薬の混合使用はしないでください。殺菌剤は混合・併用ともに使用できません。
◆希釈液は必ず使い切ってください。希釈液を保管すると微生物の生態バランスが崩れ、本来の効果が発揮出来なくなる可能性があります。
◆直射日光を避けて常温で保管してください。
◆高い効果を維持するために、開封後半年以内でのご使用をお薦めします。製品の使用期限はありませんが、長期の保存により効果が減少する可能性があります。
◆本製品は微生物農薬ではありません。ご使用にあたっての防護は必要ありません。
◆本製品は土壌環境を良くする資材で、発病や着床している病害菌を殺菌・駆除するものではありません。
◆環境により作用が異なる場合があり、一定の効果を保証するものではありません。
◆目や口に入った場合は、水でよく洗い流してください。
本品1本(500ml)で300倍希釈液が150リットル出来上がります